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結婚後、会社員から主婦になるもどうにも飽き足らないので、自力で稼いでごきげんになることにしました。インコ飼いで米津さんが好き。(アフィリエイト広告を利用しています)

9「パートタイマー」のトラップ アイデンティティを喪失するとどうなるか?

人生折り返し点を過ぎてから、今までのアイデンティティ(私の場合は「会社員」)がなくなるとどうなるかというお話を少しづつ書いてみます。9回目

 

アイデンティティ喪失 7ヶ月

9「パートタイマー」のトラップ

さて、なんだかんだで結局「パート」で働くこととなりました。

専業主婦から「パートのおばちゃん」へ転換です。「パートのおばちゃん」ではありますが、勤務先は一般企業で内勤(いわゆる事務)です。

 

自分のアイデンティティを考えた時、「私=パートのおばちゃん」は最終目標ではないですが、自分のお小遣いを稼ぐ手段として当面は「パートのおばちゃん」という一面をもちつつ、他のアイデンティティも探すつもりです。

 

さて、そのパートについて仕事の内容は今回は置いておくとして。

今まで、いくつかパートの仕事を探しましたが、どこも大体時給が同じなんですよね。
大体時給1000円前後。で週3〜4日くらいが多い。
派遣社員」だと業務の難易度で時給が結構異なるのですが、「パート」になった途端どこも横並び。 一般企業の事務でも、スーパーやファストフードの店員でも。


なんでだろう?と思っていたら、分かりました。

扶養の範囲内」 というトラップがあるからですね!!

 

主婦が仕事をしようとすると、現在は ”奥さん(配偶者)の年収が一定額以下だと受けられる「配偶者控除」という(既婚者優遇)制度” があるため、その制度を利用しつつ仕事をしようとすると、パートタイマー(主婦)は年収を一定額以下にする必要があるってことですな!


配偶者控除とは

  • 世帯主(夫の場合が多い)の所得から一定額を控除(=課税対象額から除く)
  • 配偶者(妻)の社会保険料(厚生年金保険料+健康保険料)を免除

のことで、この制度をうまく利用することで世帯全体の税金支払額を少なくすることができます。

 

この制度で一番優遇される条件が、 奥さん(配偶者)の年収が103万以下 なので、年収103万以下にしようとすると

 

時給1000円/1日6時間/週3日 で50週働く = 90万円

時給950円/1日7時間/週3日 で50週働く = 99万7500円

 

くらいとなり、

 

時給1000円/1日7時間/週3日 で50週働く = 105万円

だと、103万を少し超えるのでお休みを調整したりして。ということが起こります。 (実際には、103万を超えると全てアウトではなく、世帯主の年収からの控除額が変わるだけです。 他にも様々な条件で、控除の内容が変わります)

 

あぁぁーーーー! 面倒くさいー!

でも、人って”何かを失う”ことを嫌がる傾向があるそうなので、私も含めてなるべく支払う税金を減らしたい、もとい手元に残るお金を増やしたい人たちは、一生懸命に調整するわけです。

 

まぁ仕事自体が軽作業であればいいんでしょうけど、職場が人手不足で忙しい!とか、週3日じゃ終わらない業務量!とかだと調整も大変になってくるわけで。

パートやるのも大変です。。。。

 

 

※2018年からは制度自体が変わるようです。制度の詳細はこちら(別ウィンドウ)

 

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