人生折り返し点を過ぎてから、今までのアイデンティティ(私の場合は「会社員」)がなくなるとどうなるかというお話を少しづつ書いてみます。7回目
アイデンティティ喪失 6ヶ月
7 大事なことを忘れていた!
所用があって、高校時代の友人に会いました。
数ヶ月ぶりだけど、いつも変わらず楽しい時間を過ごせる人です。
今回もたわいもない話をしたり近況報告をしたりして、その中で
「今プー太郎なんだけど、何にもやりたいことがなくて半年たっちゃったよ〜。」と言ったら
「ゆっくりできるなら、それでもいいんじゃない?とりあえずはハローワーク行ってみれば?」と言われ、
ハローワーク!!!!!!!存在を忘れてたわ〜〜〜!
と気づいたわけです。
なんで、そんなに大事なことを忘れていたかというと、今までは
- 会社を辞めようかなと悩み始める
- と同時に転職サイトに登録
- 求人情報にいくつか応募、またはエージェントから連絡がくる
- 辞める頃には次が決まっている
という事が多かったため。
大体はこれで次が決まっていたので、転職回数が多いくせにハローワークにはほとんど行っていなかったのです。
ただし、今回は
- 今までとは別の種類の仕事がしたい
- 「会社員(正社員)」でなくてもいい、むしろパートがいい
- 自発的に「しばらく休もう」と決めた
など以前とは異なる状況だったのに、いつも通り民間の転職サイトに登録して応募しては玉砕していました。
時間がたつほど年もとるし、パート経験はない(直前の派遣社員も専門職ぽかった)し、転職回数はやたら多いしでなかなか決まらず、断られるたびに落ち込んでいました(そもそも応募企業のセレクトも間違っていたのかもしれない)。
でも、ハローワークがあるじゃないかー!
というわけで早速次の日に登録へ。
まずは受給資格を確認してもらうのですが、ここで驚く事が。
直前の仕事は派遣社員だったのですが、契約期間満了で辞めています。
が、期間満了の理由が派遣先企業の「事業縮小」だったため、なんと「会社都合での離職」扱いとなりました!
なので、失業保険(基本手当)が今月からもらえるー。ありがたや〜。
(自己都合での離職の場合は、失業認定後3ヶ月を経過しないと基本手当はもらえないです)
自分が会社都合での離職だったなんて思っていなかったので、うれしいサプライズです。
事業縮小による期間満了というのは分かっていたけど、それが会社都合による離職とみなされるとはねぇ。
もっと言うと、”事業縮小”というのも派遣社員を切りたい企業側の方便だと思っていましたよ。
本当だったのかぁ。。。疑ってごめんなさい。
そして、失業認定は滞りなく進み今後の手続きの説明をしてもらうと、失業保険(基本手当)というのはもらえる期間が決まっていて
- 受給期間満了(離職後1年)
- 支給終了(離職理由等によって異なり、私の場合は180日)
のどちらか早い期日までとなるそうです。
なので、一番いいのは
”受給期間(離職後1年)以内に、支給終了期間を終える”
となり、私の場合は今回のタイミングでの失業認定が、ぎりぎり基本手当を全額もらえるタイミングでした。
もしハローワークに行くのが1ヶ月遅れていたら、支給終了の前に受給期間が満了してしまうという事態に。
まぁ、失業保険(基本手当)もらうよりも早く就職しろという話ですが、でもなんかタイミングが良くてうれしい。
まさか、久々に友人に会ったらこんな展開になるなんて。
神様っていい人(?!)だなぁ。と思った次第です。
会社員以外のものになる!という壮大な目標は捨てずに、まずは自分の尊厳を保つためにも、当面の稼ぐ術を手にいれます(起業する気力も今のところないので)。
頑張れ自分!
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