ごきげんに暮らす。

結婚後、会社員から主婦になるもどうにも飽き足らないので、自力で稼いでごきげんになることにしました。インコ飼いで米津さんが好き。(アフィリエイト広告を利用しています)

「限りなくシンプルに、豊かに暮らす」を読んでみたー”今”を生きる

「限りなくシンプルに、豊かに暮らす」(枡野俊明 著/PHP研究所)を読みました。

 

限りなくシンプルに、豊かに暮らす

 

著者は曹洞宗徳雄山建功寺の住職さんで、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン科の教授でもある方です。
曹洞宗禅宗の一つで、作る庭も「禅の庭」だそうです。

禅の庭って枯山水?と勝手に解釈し、枯山水のお庭が好きなので読んでみました。

 

本の体裁は見開きで1つのテーマが完結しているので、とても読みやすいです。
タイトル、それに対する著者の考え、まとめ という流れです。

禅宗の住職さんなので、基本的な考え方はミニマリスムに通じていますね。タイトルからして「限りなくシンプルに〜」だし。
禅宗の僧侶のような暮らしを凡人がするのは厳しいですが、できそうなこともたくさん書いてあります。

 

時々手を抜く
第1章 簡素に暮らす

 

何もしない時間を持つ
第2章 手放して、整える

 

あぁぁ〜〜〜! 得意ですっ、こういうの。
こういう簡単そうなテーマも、深〜い解説が書いてあります。
「時々手を抜く」についても、”すべきこと”に捉われすぎるな。という趣旨なので、適当に手を抜くんだけど罪悪感にかられてしまう凡人には、禅宗の住職さんがこう言って下さってるというのはある種の救いになります。ありがたや。

 

あと、この本も他の人が言っていることと同じことが書いてあります。

 

毎日を「生き切る」
第3章 幸せとは、足るを知ること

 

これって、アドラー心理学のいう

 

われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。
第5夜 人生について

 

「嫌われる勇気」より

 

と同じーーー! なんでー?

 

アドラー心理学ギリシア哲学の延長線上にあるそうですが、どこかで繋がっているんですかね?
異なる分野、文化圏の知識が似通っているのって不思議な感じがしますが、そういうものの中に「真理」が隠れているように思います。

 

***

 

本の内容に戻りますと、
全て見開きで完結しているので、全てのテーマを実践するのは難しいとしてもパラパラめくって気になるテーマがあれば、読んで考えて実践する。というような使い方もできます。
その時々の自分の心境で響くテーマも変わるので、手元においておくと便利です。

 

 

Kindle版もあります。

限りなくシンプルに、豊かに暮らす

 

 

主にアイデンティティや心に関する本について。読んでみた の記事一覧