アドラー心理学の入門書、大ベストセラー「嫌われる勇気」の続編が、この「幸せになる勇気(岸見一郎、古賀史健 著/ダイヤモンド社)」です。
本の上に星が散らばっているのは意味はありません。
前作の「嫌われる勇気」と同じく「青年」と「哲人」の対話形式ですが、この本では「青年」がブチキレているところからスタートします。前作の最後でアドラー心理学に感化されて理想に燃えていたはずなんですがねぇ。。。
と、「青年」を通して読んだ人が誤解しそうな点について説明しているのが「幸せになる勇気」です。
アドラー心理学の重要なキーワード ”共同体感覚" と "(担保なしの)愛" と "自立" についてが多めに語られます。
あと、「幸せになる」と「勇気」が一緒になっているのがミソです。
幸せになるには勇気が必要だし、運命の人はいないそうです。棚ぼたを待っているだけではダメだってことですね。
「関係」に踏み出す勇気をくじかれた人は、どうするか?「運命の人」という幻想にすがりつくのです。
第五部 運命の人について
あぁぁ、耳がいたぁい。。。
こんな感じの説がたくさん出てきますが、納得できるのでこちらも私は好きです。
読みながら、でもでもだって・・・! とケチを付けず、素直に読んで素直に実践できる人になりたいものです。
Kindle版もあります。
>主にアイデンティティや心に関する本について。読んでみた の記事一覧