「嫌われる勇気」を読んでみた
今回は「嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健 著/ダイヤモンド社)」を読んでみました。100部を突破した、有名な自己啓発本です。アルフレッド・アドラーの思想が「哲人」と「青年」の対話方式で分かりやすく語られます。
本の上に星が転がっているのに意味はありません。
読みやすいのでするっと読めますが、結構刺激的な内容が書いてあります。
- 原因論の否定
- 怒りは捏造できる
- 人生は自分で変えられる
など。
他にもたくさんありますが、私が気に入ったのは
- 怒りは捏造できる
です。
何かにカッとなった経験があれば、怒りは無意識のうちに出てしまう感情のような気がしますが、アドラー心理学的には”自分で作り出している”そうです。怒りの前には「驚いた」「怖かった」等の感情があり、それを覆い隠すために人は「怒り」を表すそうです。
言葉で説明する手順を面倒に感じ、無抵抗な相手を、より安直な手段で屈服させようとした。
第一夜 感情の支配について
ってことみたいです。気をつけよう。
これ、アドラー心理学と関係ない本でも、似たようなことが書いてあるんですよね。
怒っている人は、本当は別の感情(恐怖や不安)を持っている。とか・・・
他の分野の本でも似たようなことが書いてあるってことは真理なんだろうなと思います。
手元において何度も読み返したい本です。
Kindle版もあります。
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